リリースタイム：2021-11-5 発表人：admin

中國(guó)の全國(guó)人民代表大會(huì)（全人代）常務(wù)委員會(huì)は8月20日、個(gè)人情報(bào)保護(hù)法を可決した。2021年11月1日から施行される。

同法は、中國(guó)において、個(gè)人情報(bào)の取り扱いに特化した初めての法律となる。また、サイバーセキュリティ法とデータセキュリティ法とともに、データ保護(hù)に関する基本法として位置付けられる（2021年6月18日記事參照）。

個(gè)人情報(bào)保護(hù)法では、個(gè)人情報(bào)取扱者に対する義務(wù)および個(gè)人の個(gè)人情報(bào)取り扱い活動(dòng)における権利のほか、顔認(rèn)証や、インターネット上のプラットフォーマーによるアルゴリズムなどを利用した差別的価格設(shè)定に関する個(gè)人情報(bào)の取り扱いについての規(guī)定を設(shè)けた（注）。

同法において「?jìng)€(gè)人情報(bào)」とは、電子的またはその他の方法で記録された、識(shí)別された、または識(shí)別可能な自然人に関する各種の情報(bào)で、匿名化処理後の情報(bào)を除くと規(guī)定された。また、「?jìng)€(gè)人情報(bào)の取り扱い」には、個(gè)人情報(bào)の収集、保管、使用、加工、伝達(dá)、提供、公開(kāi)、削除などが含まれるとした。

個(gè)人情報(bào)取扱者が個(gè)人情報(bào)の取り扱いをできる條件として、本人の同意を得た場(chǎng)合に加え、本人が當(dāng)事者となっている契約の締結(jié)や履行、あるいは法で定められた労働規(guī)則や法により締結(jié)された労働協(xié)約に基づく人事管理の実施のために必要な場(chǎng)合などが定められた。

差別的価格設(shè)定については、個(gè)人情報(bào)取扱者が個(gè)人情報(bào)を自動(dòng)意思決定〔コンピュータプログラムにより個(gè)人の行動(dòng)?習(xí)慣、趣味?嗜好（しこう）または経済、健康、信用狀況などを自動(dòng)的に分析し、評(píng)価し、かつ、決定する活動(dòng)〕のために利用する場(chǎng)合、意思決定の透明性と結(jié)果の公正性?公平性を確保し、取引価格その他の取引條件について個(gè)人に不合理な差別的な取り扱いをしてはならないと定められた。

生體情報(bào)、宗教?信條、特定の身分、醫(yī)療?健康、金融口座、移動(dòng)履歴などの情報(bào)および14歳未満の未成年者の個(gè)人情報(bào)を含む「機(jī)微な個(gè)人情報(bào)」の取り扱いについては、特定の目的と十分な必要性があり、かつ厳格な保護(hù)措置が取られている場(chǎng)合に限り、取り扱うことができると限定された上、本人の個(gè)別の同意が必要となった。

なお、同法に違反した場(chǎng)合は、當(dāng)局が5,000萬(wàn)元（約8億5,000萬(wàn)円、1元＝約17円）以下または前年度の売上高の5％以下の過(guò)料を科すことができ、かつ関連業(yè)務(wù)の一時(shí)停止または営業(yè)停止を命じることなどができると規(guī)定された。